
- 「始めたい」という気持ちを後押しする仕組みが足りない
- オンラインで学べる時代が、女性にも門戸を開いた
- でも、ここが惜しい――「競技としての道」がまだ見えにくい
- 女性の競技人口を増やすために、本当に必要なこと
- 実際に始めてみたい、という人へ
- 環境が整えば、女性プレイヤーはもっと増える
- よくある質問
- あわせて読みたい関連記事
最近、「何故女性は将棋やチェスで男性に勝てないのか?」という話題がネットで盛り上がっているのを見かけました。正直なところ、この問いかけ自体が少し引っかかるんですよね。単純に「男女の能力差」ではなく、もっと根本的な部分——つまり、女性が競技を始めたり続けたりする環境がどれだけ整っているか、という話なんじゃないかなと思うんです。
日常のちょっとした工夫や便利なツールで暮らしをラクにすることについて書いている私ですが、今回は少し視点を変えて、「女性がチェスや将棋をもっと身近に感じられるには、どんな環境づくりが大事か」という、やや社会的なテーマについて考えてみたいと思います。もちろん、実際に始めたい人のための具体的なステップも含めて。
「始めたい」という気持ちを後押しする仕組みが足りない
将棋やチェスって、ルール自体はそこまで難しくないんです。将棋なら駒の動きを覚えて、基本的な戦略を知ればいい。チェスも同様に、各駒の役割と動き方を理解すればスタートラインに立てます。
ただ、問題は「ルールを学ぶ場所」と「学んだ後に対局できる場所」が、女性にとって心理的に遠い距離にあるという点です。多くの将棋教室やチェスクラブは圧倒的に男性が多く、新しく始める女性にとって敷居が高く感じられてしまう。「初心者だし、女性だし、場違いかな」という思いが、最初の一歩を踏み出せなくしているんじゃないでしょうか。
実は、日本将棋協会も日本チェス協会も、この課題をちゃんと認識していて、女性向けの初心者教室や講習会を少しずつ増やしています。でも、まだ十分ではない。地方に住んでいる女性なら、身近に「女性向けの教室」を探すことすら難しいかもしれません。

オンラインで学べる時代が、女性にも門戸を開いた
ここで大事な転換点が生まれています。オンラインでのチェスや将棋レッスン、動画教材、アプリが急速に増えているんです。これって、女性にとって実はすごく大きなメリットなんですよ。
- 自分のペースで学べる(時間に余裕がなくても大丈夫)
- 初心者向けの教材が豊富(基礎からしっかり学べる)
- 男女関係なくニュートラルな環境で始められる
- 異なる国の人と対局できて、競技の世界が広がる
特にアプリなら、スマホを開いて5分あれば対局できます。通勤時間や子どもを寝かしつけた後、夜寝る前のちょっとした時間を使って、毎日棋力を磨くことができるんです。
ポイント
- オンライン環境の活用:自宅で、自分のペースで、気軽に始められる環境が女性の参入障壁を下げている
- 初心者向けコンテンツの充実:YouTubeやアプリで、ルール学習から実践的な戦略まで、段階的に学べる質の高い教材が増えている
RECOMMEND
🌸 今チェックしておきたいこの記事に合わせたおすすめアイテムの人気アイテム
※ Amazonアソシエイトプログラム参加中
でも、ここが惜しい――「競技としての道」がまだ見えにくい
オンラインで気軽に始められるようになったのは本当に素晴らしいことです。でも、ここからが問題なんですよね。
将棋にせよチェスにせよ、「趣味でやる」のと「競技として本格的に目指す」のでは、まったく別の環境が必要になります。競技として活躍したい女性にとって、以下のような課題がまだ存在しています:
- 対面での対局機会が限られている:オンラインで強くなっても、公式大会や著名な対局者との試合が地方では見つけにくい
- 奨励会や育成制度が男性中心:将棋の奨励会は、女性枠や女性向けのキャリアパスがまだ整備途上
- スポンサーシップやサポート体制が薄い:男性の強い棋士と比べると、女性プレイヤーが活動を続けるためのサポートが不十分な場合がある
- ロールモデルが少ない:「女性で将棋のプロを目指す」という明確なキャリアが見えやすい人がまだ少ない
つまり、「始める」のは今、随分簡単になった。でも「続ける」「競技として活躍する」という道は、まだ女性にとって狭いままなんです。

女性の競技人口を増やすために、本当に必要なこと
では、どうすればいいのか。主な課題は、以下の3つに集約されると思います。
1. 地域の将棋教室・チェスクラブで、女性が心地よく学べる環境づくり
オンラインだけでなく、対面での教室も女性初心者向けの講座を増やすこと。既存の男性ばかりの教室に女性を招き入れるのではなく、「女性初心者向け」と明示された講座があれば、参加しやすくなります。また、講師やアシスタントに女性を増やすことも、心理的な敷居を下げるのに役立ちます。
2. 女性向けの本格的な競技大会やトーナメントの充実
女性が「上を目指す」ための道を明確にすること。将棋なら女性棋士養成講座、チェスなら女性向けランキングや大会を、もっと地方でも開催できるようにしていく。オンラインでも構いません。要は「ここからが競技の道」という入口が、女性にも見える状態を作ることです。
3. メディア・SNSを通じた「女性プレイヤーの活躍」の発信
単純ですが、これが意外と大事。女性プレイヤーのインタビュー、対局の解説動画、SNSでの発信を増やすことで、「女性もこんなレベルで活躍している」という認識が広がります。ロールモデルを増やすことが、次の世代の参入を促します。
実際に始めてみたい、という人へ
ここまで社会的な課題について述べてきましたが、それでも「私も始めてみたい」と思った人に向けて、実際のステップを書いておきます。
まずはアプリやオンラインで基本を学ぶ
スマホを開いて、チェスなら「Chess.com」や「Lichess」(どちらも無料で遊べます)、将棋なら「将棋.com」のようなサイトで、ルールと基本的な戦術を学ぶ。これなら自宅で、自分のペースで始められます。
初心者向けの教材を活用する
ここで活躍するのが、分かりやすい入門書です。将棋を本気で学びたいなら、初心者向けのテキストを一冊手元に置いておくと、体系的に理解が進みます。将棋入門書として初心者向けのものを選ぶなら、ルール習得から実戦までをカバーしたものが効果的です。確実な基礎があれば、オンラインでの対局もずっと楽しくなりますから。
対面での初心者教室を探す
ある程度基本が分かったら、地元の将棋会館やチェスクラブで「初心者向け」の講座を探してみてください。女性向けを謳った教室があれば、なお安心です。
オンラインコミュニティに参加する
同じように「大人から始めた女性プレイヤー」との繋がりは、モチベーション維持にとても大切です。SNSやオンラインクラブで、女性のコミュニティを探してみるのも手です。
ポイント
- デジタルツールと本を組み合わせる:アプリやウェブで気軽に遊びながら、入門書で基礎をしっかり固める
- 環境を整える:自宅での学習から、対面教室、コミュニティへと、段階的に広げていく
- 焦らない:競技として極めるのも、趣味として楽しむのも、あなたのペース次第。大事なのは「続ける」こと

環境が整えば、女性プレイヤーはもっと増える
記事の冒頭で「なぜ女性は将棋やチェスで男性に勝てないのか」という話題について触れました。でも、その問いに対する答えは、実はシンプルなんです。
能力の差ではなく、機会の差
女性の競技人口が男性より圧倒的に少ないのだから、統計的に見ても、トップレベルでの活躍者が少なくなるのは当然です。でも、環境が整えば、女性プレイヤーの数は増えます。そして、プレイヤーが増えれば、その中から一流の棋士だって必ず生まれます。
実際、ここ数年で女性の将棋プレイヤーやチェスプレイヤーは確実に増えています。オンライン環境のおかげで、地方に住む女性でも気軽に始められるようになったからです。
あなたが「将棋、やってみようかな」とか「チェスって面白そう」と思ったなら、もう始める敷居は、昔ほど高くはありません。自宅のスマホから、今この瞬間に始められます。
大事なのは、最初の一歩。そして、その一歩を踏み出すための環境が、少しずつ整ってきているということです。
まとめ
- 女性の将棋・チェス参入が増えていない理由:能力差ではなく、教室の敷居の高さ、競技としてのキャリアパスの不透明さ、ロールモデルの不足など、環境的な障壁が大きい
- 環境整備の3つの柱:女性向けの対面教室充実、女性競技大会の拡大、メディア発信によるロールモデルづくり
- 始めるなら今:オンラインツールと初心者向け教材で、自宅から気軽にスタートできる。大事なのは「続ける」こと。環境が整えば、女性プレイヤーはもっと増える。
よくある質問
Q. 大人から将棋やチェスを始めるのって遅くないですか?
A. 趣味として楽しむなら、年齢は関係ありません。むしろ大人だからこそ、戦略的な思考を楽しめます。競技として一流を目指すなら確かに早期からの訓練が有利ですが、地域大会や初心者向けトーナメントで活躍することは十分可能です。
Q. 女性だけの教室や大会って、実際に増えてきていますか?
A. はい、徐々に増えています。日本将棋協会も日本チェス協会も、女性向けの初心者講座や女性限定大会を増やしす努力をしています。ただしまだ地方では限定的なため、オンラインでの学習や大会参加も選択肢として検討する価値があります。
Q. 子どもの頃に習わなかった場合、プロを目指すのは難しいですか?
A. 子どもからの早期教育が有利な面は確かにありますが、大人からの本格的な取り組みで競技的な成果を挙げている人も存在します。ただし、プロ棋士(将棋)のような極狭き門を目指す場合は、奨励会への入会要件などで年齢制限がある場合があります。アマ強豪や地域選手権での活躍なら、大人からの開始でも十分に目指せます。
#趣味・エンタメ#教養・雑学#時事・社会#子育て・教育#仕事・働き方#デジタル生活

























